2008年 08月 01日
観たい時、観るべき時 |
先日『ドラッグストア・カウボーイ』という映画を観ました。
1989年アメリカの映画で、文字通り「ドラッグ」をテーマにした映画です。
舞台は1971年オレゴン州ポートランド。ボブ(マット・ディロン)とダイアン(ケリー・リンチ)はいわゆるジャンキー(麻薬中毒者)のカップルで、仲間とともにドラッグ・ストア(特定の場所ではなく、本当に普通の薬局)からあらゆるドラッグを次々と盗み、麻薬漬けの生活を送っていたが、あるショッキングな出来事をきっかけに仲間は最終的にバラバラになり、ボブは麻薬中毒者のための施設で更生をする道を選ぶが。。。
といった内容の話ですが、淡々とリアルに、ドラッグを否定も肯定もしない姿勢で撮られたこの映画は、観た後になんとも言えない虚しさと重苦しさを感じずにはいられませんでした。
昔の映画でもドラッグは登場しますし、今でこそドラッグを題材にした映画も多いとは思うのですが、80年代後半に制作されたこの映画は、その時代においてはかなり強烈でハードな映画だったと思われます。すごくよくできた映画です。
で、なぜわざわざこの映画の話をしているかというと。
この映画を観たい!と思ってから先日観るに至るまで、18年ほどの年月が経っているのです。
そもそもこの映画の存在を知ったのは高校一年生ぐらいの頃。
きっかけはクラスメートの子がこの映画のポスターをどこかから入手してきて私に「かっこいいでしょ、このポスター」と言ってきたので、「うん、かっこいいね」と答えたら、その後またポスターを入手してわざわざ私に持ってきてくれたのでした(下のDVDのパッケージの写真と全く同じ写真の巨大ポスター)。
ずいぶん長い間このポスターは私の部屋に貼られていましたし、細かい内容はわからなかったけれど「この映画観たいなあ」とずっと思い続けていました。
が、なぜか観ないまま18年の年月は過ぎたわけです。
そもそも小さい映画館(たしかシネマライズ)で上映されただけの、けっこうマニアックな映画なので、なかなか見つけることができなかった、というのもあると思います。
そして先日。
たまたまFNAC(というCD、DVD、本、その他PCなどのメカも扱っているチェーン店)で見つけてしまいました、『ドラッグストア・カウボーイ』!
即買いでした。
映画を観て思いました。
もしあの頃すぐにこの映画を観ていたらどう感じたのだろう?と。
もちろん麻薬に走ることは決してなかったと思いますが、かなりハードな映画だったので。ショッキングな映像とか、暴力的とか、そういうことではなく、観た後に感じるあの感覚は高校1年生の私にはあまりにもハードだったのではないか、と。
(もちろんR18映画ですが、観ようと思えば観れたはず)
これだけの年月を経てやっと観ることができたこの映画。
今思うと、これだけの年月を経て観るべきだったのかもしれませんね。
ちなみに今は主にコメディ映画で活躍しているマット・ディロン、この映画での若かりし頃の彼はスレンダーでなんとなく色気があり、すごくかっこいいです!演技の自然さもすごく良かったです。
ドラッグストア・カウボーイ(goo映画より)
1989年アメリカの映画で、文字通り「ドラッグ」をテーマにした映画です。
舞台は1971年オレゴン州ポートランド。ボブ(マット・ディロン)とダイアン(ケリー・リンチ)はいわゆるジャンキー(麻薬中毒者)のカップルで、仲間とともにドラッグ・ストア(特定の場所ではなく、本当に普通の薬局)からあらゆるドラッグを次々と盗み、麻薬漬けの生活を送っていたが、あるショッキングな出来事をきっかけに仲間は最終的にバラバラになり、ボブは麻薬中毒者のための施設で更生をする道を選ぶが。。。
といった内容の話ですが、淡々とリアルに、ドラッグを否定も肯定もしない姿勢で撮られたこの映画は、観た後になんとも言えない虚しさと重苦しさを感じずにはいられませんでした。
昔の映画でもドラッグは登場しますし、今でこそドラッグを題材にした映画も多いとは思うのですが、80年代後半に制作されたこの映画は、その時代においてはかなり強烈でハードな映画だったと思われます。すごくよくできた映画です。
で、なぜわざわざこの映画の話をしているかというと。
この映画を観たい!と思ってから先日観るに至るまで、18年ほどの年月が経っているのです。
そもそもこの映画の存在を知ったのは高校一年生ぐらいの頃。
きっかけはクラスメートの子がこの映画のポスターをどこかから入手してきて私に「かっこいいでしょ、このポスター」と言ってきたので、「うん、かっこいいね」と答えたら、その後またポスターを入手してわざわざ私に持ってきてくれたのでした(下のDVDのパッケージの写真と全く同じ写真の巨大ポスター)。
ずいぶん長い間このポスターは私の部屋に貼られていましたし、細かい内容はわからなかったけれど「この映画観たいなあ」とずっと思い続けていました。
が、なぜか観ないまま18年の年月は過ぎたわけです。
そもそも小さい映画館(たしかシネマライズ)で上映されただけの、けっこうマニアックな映画なので、なかなか見つけることができなかった、というのもあると思います。
そして先日。
たまたまFNAC(というCD、DVD、本、その他PCなどのメカも扱っているチェーン店)で見つけてしまいました、『ドラッグストア・カウボーイ』!
即買いでした。
映画を観て思いました。
もしあの頃すぐにこの映画を観ていたらどう感じたのだろう?と。
もちろん麻薬に走ることは決してなかったと思いますが、かなりハードな映画だったので。ショッキングな映像とか、暴力的とか、そういうことではなく、観た後に感じるあの感覚は高校1年生の私にはあまりにもハードだったのではないか、と。
(もちろんR18映画ですが、観ようと思えば観れたはず)
これだけの年月を経てやっと観ることができたこの映画。
今思うと、これだけの年月を経て観るべきだったのかもしれませんね。
ちなみに今は主にコメディ映画で活躍しているマット・ディロン、この映画での若かりし頃の彼はスレンダーでなんとなく色気があり、すごくかっこいいです!演技の自然さもすごく良かったです。
ドラッグストア・カウボーイ(goo映画より)
by momo8175
| 2008-08-01 00:50
| 映画