2007年 02月 20日
ダーリンの働くレストランでのエピソード |
この間、ダーリンからこんな話を聞きました。
彼もレストラン(といってもバレンシアでは珍しい、カフェテリアとレストランの中間のようなところ)で働いているのですが、ある日、物売りの人が入ってきたときのエピソード。
バレンシア、おそらくスペインの他の都市でもよくある光景だと思うのですが、特に夜バルで飲んでいたりすると、バラの花とかアクセサリー、おもちゃなどを売る人が入って来て、「どう?どう?」という感じで営業を始めるんですね。
感じのいい人もいるけれど、たいていはけっこうしつこく売ろうとしてくるので、私はいつもそっけなく「No gracias(結構です)」と言ってしまいます。たぶんたいていの人もそうすると思います。
それにしても、おもちゃ(しかも布でできたサイコロとか)なんて誰が買うのかしら?なんて思ってしまう。あれで生計は成り立つのかしら?なんて余計な心配までもしてしまうほど。
前置きが長くなりました、そんなわけで彼の働くレストランにもそういう人が入って来て、その人は計算機を売ろうとしていたとのこと(計算機、というのもどうかと思うけど)。
案の定、みんなそっけなくしていたそうなのですが、そのときちょうど、そのレストランのオーナーが居合わせていて、なんとその計算機をご購入されたとのこと。
そこでうちのダーリンが「ここには計算機は十分にあるし、必要ないと思うのだけど」とオーナーにたずねたところ、「でも彼は食べるためのお金が必要だから」と答えたそうです。「僕、それ聞いたら何も言えなくなっちゃったよ。」とダーリン。
私もちょくちょく彼の働くレストランに立ち寄るので、もちろんこのオーナーとは顔見知り。レストランの他、すぐ近くにpastelería(お菓子屋さん)も経営していて、その上その他にもビジネスをしているようで、つまりとてもお金持ち。でもこのオーナーはとっても気さくな人で、いわゆる「オーナー」らしいオーラがいい意味でない人。だから私も気軽にお話しできるんです。
このエピソードは、このオーナーの人柄をよく表していると思いました。人の気持ちや立場をよくわかっていて、しかも当たり前のように「でも彼はお金が必要だから」と計算機を買ってしまう、このさりげなさ。
うまく説明できなくて申し訳ないのですが、こういうことをさらりとできる人を私は尊敬してしまうのです。(かといって、やっぱり私は物売りの人が営業に来ても、今まで通り何も買わないでしょう。まだまだですね。。。)
今日はダーリンが晩ご飯を作ってくれました!お肉の付け合わせのソースは"Tzatziki(ツァツィキ)"というギリシャ料理によく使われるソースらしい(この発音で合ってるのか?ギリシャ在住の友達に後日確認予定)。スウェーデンではギリシャ料理はけっこうポピュラーとのこと。
この他、晩ご飯の前には今日購入したチーズ数種類をつまみました。これがおいしかったんですねー。そんなわけでそのチーズたちをつまんでいたらおなかがいっぱいになってしまい、この大盛りのポテトは食べきれなかった。でも全部とってもおいしかった。感謝感謝。
彼もレストラン(といってもバレンシアでは珍しい、カフェテリアとレストランの中間のようなところ)で働いているのですが、ある日、物売りの人が入ってきたときのエピソード。
バレンシア、おそらくスペインの他の都市でもよくある光景だと思うのですが、特に夜バルで飲んでいたりすると、バラの花とかアクセサリー、おもちゃなどを売る人が入って来て、「どう?どう?」という感じで営業を始めるんですね。
感じのいい人もいるけれど、たいていはけっこうしつこく売ろうとしてくるので、私はいつもそっけなく「No gracias(結構です)」と言ってしまいます。たぶんたいていの人もそうすると思います。
それにしても、おもちゃ(しかも布でできたサイコロとか)なんて誰が買うのかしら?なんて思ってしまう。あれで生計は成り立つのかしら?なんて余計な心配までもしてしまうほど。
前置きが長くなりました、そんなわけで彼の働くレストランにもそういう人が入って来て、その人は計算機を売ろうとしていたとのこと(計算機、というのもどうかと思うけど)。
案の定、みんなそっけなくしていたそうなのですが、そのときちょうど、そのレストランのオーナーが居合わせていて、なんとその計算機をご購入されたとのこと。
そこでうちのダーリンが「ここには計算機は十分にあるし、必要ないと思うのだけど」とオーナーにたずねたところ、「でも彼は食べるためのお金が必要だから」と答えたそうです。「僕、それ聞いたら何も言えなくなっちゃったよ。」とダーリン。
私もちょくちょく彼の働くレストランに立ち寄るので、もちろんこのオーナーとは顔見知り。レストランの他、すぐ近くにpastelería(お菓子屋さん)も経営していて、その上その他にもビジネスをしているようで、つまりとてもお金持ち。でもこのオーナーはとっても気さくな人で、いわゆる「オーナー」らしいオーラがいい意味でない人。だから私も気軽にお話しできるんです。
このエピソードは、このオーナーの人柄をよく表していると思いました。人の気持ちや立場をよくわかっていて、しかも当たり前のように「でも彼はお金が必要だから」と計算機を買ってしまう、このさりげなさ。
うまく説明できなくて申し訳ないのですが、こういうことをさらりとできる人を私は尊敬してしまうのです。(かといって、やっぱり私は物売りの人が営業に来ても、今まで通り何も買わないでしょう。まだまだですね。。。)
今日はダーリンが晩ご飯を作ってくれました!お肉の付け合わせのソースは"Tzatziki(ツァツィキ)"というギリシャ料理によく使われるソースらしい(この発音で合ってるのか?ギリシャ在住の友達に後日確認予定)。スウェーデンではギリシャ料理はけっこうポピュラーとのこと。
この他、晩ご飯の前には今日購入したチーズ数種類をつまみました。これがおいしかったんですねー。そんなわけでそのチーズたちをつまんでいたらおなかがいっぱいになってしまい、この大盛りのポテトは食べきれなかった。でも全部とってもおいしかった。感謝感謝。
by momo8175
| 2007-02-20 02:24
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